“書いてあるものしか入っていない”って?

2018/6/5

今回はコープ自然派のパンをほりおこしまーす!
とういうことで、神戸市西区にあるパン工房へ。

毎週届く注文書に掲載されているのは知っていました。

でも、ごめんなさい、信用していませんでした。
私、パン好きです。

とくに食事パンには目がありません。
お気に入りのパン屋さんもあります。

だから、いくら自然派でもおいしいパンではないのでは・・・と、それにカタログでパンを買うということにも抵抗がありました。

なのでー
これまで一度も購入したことがありませんでした。

今回、ほりおこし隊の取材帰りにコープ自然派の職員食堂を利用させていただき、そこで3種類のパン(自然派Styleオーガニックグラハム食パン・自然派Style グラハム食パン・自然派Style 北海道ミルクパン1.5 斤)を購入しました。

帰宅後、すぐにオーガニックグラハム食パンを焼き、よつ葉バターをのっけて食べました。

正直に言いますね。

おいしいです。

本当に美味しかったです。

そう、おっ、なんだこれは、いけるじゃない!
正直な感想です。

オーガニックグラハム食パンは薄切りタイプですが、
全粒粉の旨味と食感がサクッとした歯ごたえとあいまって
とても満足感があります。
スカスカじゃない、ぎっしり中身が詰まっているって
感じなんです。

おもわず、帰宅した娘に
「あり、ありやで、コープ自然派のパン」と熱く伝えたほど。

娘、そうなん!と言いながら、
あまりに興奮気味に話す私の姿に少し引いておりました(笑)


今回、工場をご案内いただいたコープ自然派パン工房 福井健一工場長のこの言葉においしさのすべてが表現されています。

「書いてあるものしか入っていません」

なんと潔いお言葉でしょう。

これは当たり前のようで、当たり前ではない。
そのことを知るシンプルな言葉です。
しかし、それを実行するには計り知れない努力と意志が必要ですよね。

そんな努力を日々されている福井工場長にお聞きしました。

大切にされていることとは

① 産地直送の食材を使っている。すべて国産にこだわる。
  国内で生産が難しいものはオーガニック認証のある原材料を使う。
② 添加物を使わず、人の手をかけた手作りの工程。
③ 生イーストでゆっくり時間をかけて熟成発酵させる。
④ 毎日食べても家計にやさしい価格。

工場では機械の成型機も導入されていますが、ほぼ手作業で毎日丁寧にパンは焼かれています。しかも、食材は私もよく購入しているコープ自然派のカタログに掲載されているものばかり!この日も作業台には、おなじみのよつ葉バターやチーズが並んでいました。

そしてオーガニックパンはそうでない原材料のパン とは別の専用ラインで作られていました。
もちろん、材料も専用の場所に保管されています。
これらは有機JAS認証を取得するための条件なんです。

有機小麦市場は国内ではほぼ存在しないらしく、コープ自然派では100%オーガニックを可能にするために、産地に有機小麦の作付けや製粉をお願いして有機小麦を確保しているそうです。それでも材料がまかなえず海外のオーガニック小麦を使わざるを得ないとも。しかし、近い将来には国内産有機小麦100%でのオーガニックパンを量産できる体制を作ろうとされています。

ちなみに、日本で生産されている有機農産物シェアはわずか0.2%。しかし世界の市場は年率10%以上伸びているそうですよー。

じつは私、欲張りすぎてパン3種類はやはり買いすぎでした。
そのため食べ切るためにあの手この手を使い、やっと完食。
そして、2週間後に初めてパンを注文したのであります(笑)

どうやって食べたかはこちら!

自然派Style オーガニックグラハムパンの「クラブハウスサンドイッチ」

自然派Style 北海道ミルクパンでつくる「アスパラ&ベーコンのパンキッシュ」

そして、我が家のパン消費最終手段はいつもこれ!
砂糖を入れない「フレンチトースト」

おかげさまで完食させていただきましたー!

ごちそうさまでしたぁ~

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