• 国産派宣言

私たちのかつての暮らしは、日本の豊かな自然環境と共存していました。しかし、この関係は近代化に伴って崩れてしまい、自然を破壊。その結果、生物多様性は失われ、環境問題や資源の枯渇が叫ばれるようになりました。

食と農と環境は一体です。すべてが互いに関係しており、私たち消費者の「食(行動)」が、「農(生産者)」にも、環境にも大きな影響を与えます。私たちが何を食べて、どんな暮らしをしていくのか、持続可能な社会を目指し、選択して行動することが求められています。

森から海の循環

森にある樹木の落ち葉、生きもののふん、死がいなどは、小動物や微生物によって腐植・分解され、非常に肥えた土壌をつくります。この過程でつくられるのが「フルボ酸」で、土中の鉄と結びついて「フルボ酸鉄」になります。

森に降る雨は「フルボ酸鉄」や栄養塩を川に、そして海へ運びます。この豊富な栄養は植物プランクトンや藻の栄養となり、海の豊かな生態系を育みます。

赤須賀漁業協同組合

森を育てる植樹運動

  

漁業を次世代につなげていくために、三重漁民の森造成事業(三重県)及び思いやりの森造成運動(岐阜県)を実施。地域全体での環境保全活動に取り組んでいます。

  

 これまでの実績 

  • 三重県 苗木 7,880本
  • 岐阜県 苗木 22,800本
海岸の清掃活動なども実施しています

三重産冷凍しじみ

  

三重県桑名で漁獲されたヤマトシジミです。産地で砂出しし、凍結しました。

雄武漁業協同組合

願いを込める植樹運動

  

20年を超えて継続している雄武漁協の植樹運動。毎年6月頃、漁業関係者や婦人部などが参加し、植樹を行っています。

  

森が豊かになれば海も豊かになるという願いを込めて、植樹活動が続けられています。

  

 これまでの実績 

  • 北海道 苗木 20,000本以上
雄武漁協では「漁獲量制限」を前提にした資源保護漁業を行っています

雄武産 秋鮭西京漬け

  

ゆっくりと二昼夜寝かせた西京漬けです。表面の味噌をぬぐってから焼いてください。

津名漁業協同組合

海に栄養を流すかいぼり

  

淡路島には水源の確保のためにたくさんのため池があります。昔からため池の管理の一つとして、池の底に溜まった栄養豊富な土を流す「かいぼり」が行われており、豊かな海を育んできました。

  
現在は農業者と漁業者が協力をしながら、かいぼり作業を行っています。

  

淡路島にはため池が約1万箇所あり、平成20年から農業者と漁業者が連携してかいぼりを行っています。

淡路産鯛切身

  

淡路島近海で水揚げされた新鮮な天然鯛を切身にしました。

公栄水産

美しい竹林を次世代へつなぐ

  

かき養殖に使う竹を地元のものに切り替え、交換した古い竹はチップにして畑などの土壌改良に役立てる循環の取組をすすめています。

  
陸から海、海から陸の資源循環をつくることで、竹の世代交代による美しい竹林の再生をめざしています。

  

新しい環境を描く「環めぐる」プロジェクトの第2弾として始まりました

兵庫県産 生かき(生食用)

  

室津の恵まれた環境で、丸々と大きな身に育ったかき。

公開:2022年12月19日
商品案内41号[2023年1月2回]掲載

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